日光市今市
So-taro Cafe(カフェ)

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日光市は今市にある「So-taro Cafe (ソータローカフェ)」さんの建物。

のどかな風景の中に黒と木目の外壁が映えるこの建物は、ログハウスのBESSさんと建てた新築。

外はスッキリ、内は木の温もりあふれる建物

外観

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正面(北側)は黒のガルバリウム鋼板のモダンな印象。

 

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一方、東側の側面は木材。こちらは雨や風、日差しなどから守るために専用の塗料で塗装して仕上げている。4年経ったので最近保護の塗装をし直したとのこと。

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背面にあたる南側はこんな感じのスッキリした印象の外観。全体的に黒のガルバリウム鋼板を採用している。庭につづくウッドデッキがあり、天気が良い日は気持ちよさそう。もちろん、カフェのお客さんもここでくつろげる。

 

建物の前面に戻って続いては入り口へ、

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入り口は石で作った3段のステップとスロープがある。目線には表札代わりのお店のロゴがあり、照明が付けられている。ロゴは「外構をやっていただいた業者さんに「こんな感じで作って」と頼みました。」とオーナーの石川さん。

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入り口。シンプルなドアノブ。

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外側と内側は色が違い、ここにもこだわりが感じられる。

建物内部

1階のお店部分の中に入るとガラッと印象が変わって、木のぬくもり溢れる印象。

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DSCF4921全体的に木が使用されていて、温かみがあって落ち着く雰囲気。店内には、オーナーであるマスターの趣味で欧米のアンティークの小物が目を引く。また壁の絵画もたくさんあてえ、これらは季節に合わせて微妙に変えているんだとか。

 

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2階は住宅としての造りになっているそうで、普段は公開していない。お店としての座席などもあるが休憩スペースや水回り、シャワーもある。

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2階。(2階撮影時は日没前)こちらにもヴィンテージの小物が。

天井

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建物上部は壁と同色の梁がでている。

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天井も木にすることもできたそうだが、白い塗装仕上げにすることを選んだ。「全面が木だと暗くなりがちなそうなので、天井は白塗装で明るくすることにしました。実際バランス的に良かったかたなと思っています。」とオーナーさん。

壁・床

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内部の壁は床はパイン材であり、BESSの”ワンダーデバイス”というラインナップの標準ものを採択。柱と梁は集成材が使用されている。

 

 

庭・ウッドデッキ

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お店の中から南側のウッドデッキを見たところ。アマゾンジャラという水や汚れ、乾燥に強い木材を選んだ。目の先にはアメリカンなガレージが。右側に見えるたくさんの薪はBESSさんがプレゼントしてくれたそう。

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トイレ・水道

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トイレの入り口のプレート。手作りで作成している人をネットで探して購入したもの。

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トイレ室の様子

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写真左側の色が濃い木材の方がトイレ内の床で、こちにはウッドデッキと同じ汚れにも強い”アマゾンジャラ”を使用した。半分より右側の明るい色の床が店内の通常の床。

 

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手洗い場には益子焼のボウルを採用。休みの日に益子に出掛けて買っておき、工事前にBESSさんにお願いして設置してもらったとのこと。ボウルに合った蛇口も同様に事前に購入したものを合わせて付けた。

薪ストーブ

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薪ストーブが欲しいと思っていたオーナーさん。最初はストーブ屋さんを見にいったり、ネットで調べたがBESSさんと選ぶことにした。火を使うということで側に水道を引いた。

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建てるまでの経緯

住宅メーカーで建てたお店

個性的な雰囲気があり、特に内装はお店のために様々なカスタマイズがされていますが、前述の通りログハウスメーカーの”BESS”で建てたもの。宇都宮の環状線の駒生に展示場があるログハウス屋さんだ。

もともと”木の建物”にしたかったんです。それでログハウスにしたいと決めていました。当時はよくネット検索したりしてログハウスメーカーを調べていました。

So-taro Cafeさんの建物はBESSの”ワンダーデバイス”というラインナップから選んでいる。

BESSで建てたことに関しては、「担当の人が親切で、良く意思の疎通もできて良かった」とオーナーの石川さん。

最初は農地だった土地

この建物が建っている土地だが、もともオーナーさんが所有していた土地で地目が農地、つまり畑だった。(住宅を建てる場合は、土地の地目が”宅地”でなければならない)

なので、まずは地目が農地である土地を宅地へと地目転用するところから始まった。

転用するには、日光市では日光市の農業委員会に申請して許可を受ける必要がある。「農業委員会に計画や理由も提出しました。建てる建物の図面、施工会社などの細かい詳細も提出しなけらばならないので、やることは多かったですよ。農地転用するにはお金もかかるので、建物の前に費用もかかってしまいました。」と苦労話も話してくれた。

シュミレーションソフトでイメージが明確に

また、施工会社のBESSさんは建物の設計をしている段階で実際の完成予想のシミュレーションの映像を見せてくれたとのこと。

これが現在の完成とほとんど一致していたそうで、建物を建てる前でも具体的にイメージができたというから驚き。

 

So-taro Cafeの情報

So-taro Cafe(ソータローカフェ)
〒321-1261 栃木県日光市今市1351-2 ※
TEL:0288-25-7214
URL:http://so-tarocafe.com/

項目内容
建物状態 新築(2011年 築)
取材日時 2016年3月
施工 Bess
外壁 ガリバリウム鋼板と木
屋根 ガルバリウム鋼板
内壁 パイン材
パイン材
ウッドデッキ アマゾンジャラ
建坪
建築費用

So-taro Cafeを見に行く


※(ナビやGoogle地図検索するときは住所で検索すると別な場所がでてしまうことがあるので、「So-taro Cafe」で検索をオススメします)

関連リンク

BESS栃木 (ログハウスのBESS
 ・ワンダーデバイス|ログハウスのBESS(So-taro Cafeさんが採用したモデル)

日光市/農業委員会

 

編集後記

こだわりがあるマスターとそれを優しく見守る優しい奥様が営むカフェなのですが、タテモノトチギとしては記念すべき初インタビューに応えていただいたオーナーさんであります。

建物も新築なのでキレイで木の温もりも(インタビュー時は2月で冬)あって暖い室内でした。そしてこれはお世辞ではないですがマスターのコーヒーと奥様のケーキがとっても美味しいです。

BESS栃木の”ワンダーデバイス”シリーズのモデルということにもなっているそうで、時折BESSさん経由でも人々が建物を見に来るんだとか。コーヒーをいただきながら、マスターに色々きいてみると面白いですよ。